「親しいことは人権を軽く扱うことではない」・・・これがコミュニケーションの基本です。
その土台はまず自分を信頼することであり、コミュニケーションの土台は「信頼」です。
「信頼」は自分を信頼し、「自立」しようとしている態度のなかから獲得できる力です。
自分を信頼できない人ほど、親しい人の人権を軽く扱いがちです。
つまり、親しいほど自分と他人の境界を越えて、相手の領域を侵略してしまいます。
これは境界の認識の欠如が理由にありますが、越境する心理には「依存」があります。
依存は自分を信頼できないことから生じた不安と、自分へのマイナスの考えから生じた行動パターンでもあります。
「依存」は「自立」対極にあり、「自立」を妨げるものです。
親しいほど越境が起こるのは安心感があるからで、「依存」にはこの安心感が大きく関わっています。
しかし、良好なコミュニケーションの基本は、自分と相手を認めて大切に扱うことであり、お互いの人権を尊重することが重要です。
そのためには、自分への信頼感を高めていくことが大切になります。
コミュニケーションのポイントは?
コミュニケーションは一人ではできないため相手が必要となりますが、自分が努力しても相手が努力しない場合は成り立つことが難しいです。
そのため、境界を意識して「自分は自分、相手は相手」として自分ができる努力を最大限することが大切です。
言葉の衝突を恐れずにコミュニケーションすることが必要ですが、相手によっては衝突を恐れてコミュニケーションを切断する人もいます。
その場合は、相手の問題として人格を否定せず、受容することが大切です。
関係は深まらないかもしれませんが、自分が感情的にならないことは、自分のコミュニケーションスキルを育むうえで大きなプラスとなります。
コミュニケーションスキルは実際のコミュニケーションを通して身につけるしかありませんが、留意したいのは率直で切実なコミュニケーションの実行です。
コミュニケーションは「言葉」「声の調子」「態度・表情・行動などの非言語的要素」の3つの要素で行われています。
これらの3つが統一されていると、相手は「本当」だと信用します。
3つの要素がバラバラである場合、相手は本心を疑います。
会社の上下関係や男女関係などでは、自分を守ることを目的としてバラバラになることがよくあります。
しかし、一生使えるコミュニケーションスキルを磨くためには、統一することが基本です。
何を言わんとしているのか、相手に考えさせることは信用を得るうえでは禁物です。
誤解されないコミュニケーションを目指しましょう。
今回のご紹介はここまでとなりますが、自分と他人の境界を保つことは効果的コミュニケーションを実現するうえで重要なことであり、My Pieceおだわらでは自他境界を理解するための様々なプログラムがあります。
このほかにもどのようなサポートが受けられるかもっと知りたい、またはオフィスの雰囲気を見てみたいなど、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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