履歴書は自分をPRする重要な書類です。
一般枠、障がい者雇用枠に関係なく、人事・採用担当者はまずは履歴書を見て、採用可否の判断するため、大切な審査書類であることを認識しておく必要があります。
就職活動は『自分=商品』を売るためのセールス活動です。
履歴書の作成する前に注意点やポイントをしっかりとおさえ、自己分析で自身の過去を振り返り、アピールポイントを明確にする必要があります。
以上の点に注意しながら、企業側に自分の人物像や熱意が伝わる履歴書を作成しましょう。
履歴書を作成する前のポイント
■時間に余裕を持って作成する
丁寧に心を込めて作成された履歴書は、第一印象をアップします。
急いで書いた履歴書は記入ミスも多くなるので、提出ギリギリではなく、時間に余裕を持って作成しましょう。
■応募企業に向けた履歴書にする
当たり前かと思いますが、採用担当者が魅力的と感じる履歴書にするためには、応募企業が求めている人材を理解し、志望動機は応募企業向けの具体的な内容になるよう意識しましょう。
そのため、企業研究が重要なポイントとなります。
■必ず見直しをする
これも当たり前のことになりますが、履歴書の記入にミスがあると、採用担当者に「仕事でもミスをしそう」などといったマイナスの印象を与えてしまいます。
正確性は仕事の基本であり、企業も必須スキルと考えていますので、最後に必ず全ての項目を見直しましょう。
履歴書作成の4原則
■鉛筆・シャープペンシル・修正液の使用はしない
最近はPCで履歴書を作成することがほとんどですが、手書きで作成する場合は、鉛筆やシャープペンシルの使用はNGなので、黒色のペンかボールペンを使用します。
また、インクかすみやにじみにも注意し、書き間違えた場合は、面倒でも最初から書き直しましょう。
書き間違いを減らすには、予め各内容を整理した「見本の履歴書」を作成し、それを見ながら書くのがおススメです。
■誤字・脱字・略字に注意する
誤字・脱字は最もやってはいけないNGポイントです。
たくさんの履歴書を見ている採用担当は、小さな誤字・脱字でもすぐに気づきますので、日頃使ってしまう略字にも注意しましょう。
また、事務職に応募する場合は履歴書自体の体裁にも留意するようにしましょう。
■日付(年月)は正しく記入する
入学・卒業・入社・退社の年月の確認をしましょう。
また、作成日は書類を投函する日にするのが基本です。
■古い履歴書は使いまわさない
当たり前ですが、返送された履歴書を別の企業に使いまわすのはNGです。
日付が古いままになっている履歴書は印象が良くありませんので、面倒でも新しい履歴書を作成しましょう。
基本情報の書き方
基本情報は、氏名、写真、生年月日、住所、メールアドレス、電話番号などの「応募者の基本」となる情報になりますので、省略せずに正式なものを書きましょう。
①日付
西暦、元号どちらでも構わないですが、表記はどちらかに統一して下さい。
②写真
履歴書は正式書類であるため、スーツ着用、髪型・服装の乱れが無いものを使用しましょう。
③年齢
満●歳のものは記入時の年齢を書きます。
④住所
都道府県から書き始め、アパート・マンション名なども省略せずに記入する。
⑤電話番号
日中連絡が取りやすい電話番号を記入します。
固定電話が自宅にない場合は、携帯電話のみの記入でも問題ありません。
⑥メールアドレス
メールアドレスは普段使用している個人用のものを記入。
会社用アドレスは当然ながら厳禁です。
この基本情報でポイントとなるのは写真です。
写真は唯一のビジュアル情報になりますので、文字ばかりの情報の中で真っ先に目につきます。
そのため、インパクトが強いだけに出来の悪い写真は絶対に使わないくらいの気構えが必要です。
原則として写真は直近3ヶ月以内に撮影したものを使います。
履歴書を書き間違える可能性もあるので、写真は全てを書き終えて見直しをしてから、最後に貼るようにしましょう。
今回のご紹介はここまでとなりますが、人事・採用担当者に響く履歴書を作るためには、職歴や免許・資格、志望動機、本人記入欄、障がい者雇用で応募する場合は上記に加えて合理的配慮の書き方に抑えておくポイントがあります。
他にも就職活動を成功させる他の知識やポイントは多くありますので、気になる方は過去のブログをご参照ください。
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