
本日は前回の就労プログラムで触れた体調管理法について、少し掘り下げてみたいと思います。
体調管理には就業生活に適した生活サイクルの維持、服薬管理、食事管理などの身体のケアを目的とするものと、ストレスマネジメントやアンガーマネジメント、セルフコンパッションなど、心のケアを目的としたものに大別することができます。
体調を維持するためにはこの両方の管理をしっかりと行っていく必要がありますが、特に心は外からは見えないため、周囲からの確実なフォローを期待することが難しく、人によってどんな方法に効果があるかも分からないため、しっかりと自分に合った方法を見つけ、自己管理していくことが大切です。
今回はその中でも『怒り』への対処法について、少しご紹介していきたいと思います。
アンガーマネジメント
皆さんは普段どれだけ怒っていますか?
「怒るなんてかっこ悪い」「みっともない」というように、デメリットを感じる人も少なくないかもしれません。
しかし、『怒る』という感情を持つことは、ネガティブなことばかりではありません。
『怒り』はうまくコントロールすることで、エネルギーやモチベーションに変えることできます。
それが『アンガーマネジメント』です。
まずは怒ることのデメリットを考えてみましょう。
恐らくですが「あとで後悔する」「相手と気まずくなる」など、メンタル面を挙げる人が多いのではないでしょうか?
しかし、実は身体に及ぼす悪影響の方がデメリットとしては大きいのです。
身体のあらゆる機能が落ち、通常の7~8倍程度のダメージがあると言われています。
一方で怒ることのメリットは何でしょう?
「すっきりする」「相手にはっきり意思が伝えられる」といったことがあります。
そして意外かもしれませんが、モチベーションにつながるというメリットがあります。
「くやしいから頑張る」「負けたくないから努力する」などの源となるアドレナリンは、怒ることでも生まれます。
つまり、怒りが向上心を生むことも多々あるということです。
とはいえ、怒りをマネジメント(コントロール)するのは簡単なことではありません。
それは、普段使い慣れているか、そうでないかの違いです。
正解はありませんが、大切なのは怒るべきことは怒る、怒らなくてよいことは怒らないようにする。
この線引きができることが重要です。
〇 怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要の無いこ
とは怒らないようになること
× 怒らないこと
怒りの感情自体は悪いものではないため、怒りの感情を無くす・抑え込むといったことはやめましょう。
まずは怒りを理解し、コントロールする技術を身につけることが大切です。
アンガーマネジメントには、
『衝動のコントロール』
『思考のコントロール』
『行動のコントロール』
という3つのポイントがあります。
今回のブログではここまでのご紹介となりますが、これらのポイントについてもっと詳しく内容を知りたい、または事業所の雰囲気を見てみたいなど、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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