
前回のブログでご紹介した体調管理法おいて、身体のケアを目的とするものと心のケアを目的としたものがあることをお伝えしましたが、今回は身体のケアで大切な『服薬管理』について少し掘り下げていきたいと思います。
服薬管理の基礎
はじめに服薬管理の定義についてですが、”薬の在庫確認、服薬指導、服薬の調整をすること”を指します。
そのため、本来であれば医療行為や医療行為に類似するサービスとなるため、本人や家族以外では医師や看護師を除いて基本的に服薬管理を行うことはできません。
しかしながら、薬は正しく飲まないと効果を発揮しないだけでなく、重大な副作用が現れたり、病状の悪化や症状の再発(再燃)につながることがあるため、安定して仕事を続けていくためにはしっかりと身につける必要があるスキルになります。
例えば飲み方ひとつとっても、『食前』、『食直前』、『食後』、『食間』など薬や本人の症状によって飲むタイミングが決められており、正しいタイミングで服用しないと効果を最大限発揮することができません。
頓服薬についても、調子が悪いとき・悪くなりそうなときに飲む薬であり、本当に辛い症状が出てきたときに、一時しのぎで使う薬であることを認識しておく必要がります。
なぜなら、頓服薬は作用が強い薬であるため、「常用」は望ましくありません。
薬によって1日何回まで飲んでいいか、一度に何錠飲んでいいか、次の服用までにどの程度間隔をあければよいかなどが異なるため、医師や薬剤師の指示を順守することが自身の体調を維持するためには重要です。
また、薬には『主作用』、『副作用』、『相互作用』の3つがあるがどういったものなのか、『血中濃度』や『半減期』の関係など、正しい知識をもっていないと効果がないばかりではなく、最悪の結果を招くリスクもはらんでいます。
自分の状況をしっかりと医師や薬剤師に伝えるとともに、必要に応じて一包化や飲み忘れを防ぐためのツールを活用するなど、自分にとって負担のかからない方法を見つけていくことも重要です。
服薬管理については知っておく必要があることが多分にあるため、今回のブログでは代表的なポイントのみのご紹介となりますが、詳細についてもっと内容を知りたい、または事業所の雰囲気を見てみたいなど、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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