自己成長するための手法は色々とありますが、その中でも注目されているのが「リフレクション(reflection)」です。
企業でも人材を育成する際に積極的に取り入れられており、ここでのリフレクションとは「仕事の経験から学びを見出すため、自ら経験を振り返ること」を意味します。
リフレクションは「経験から学ぶ力」を引き出すうえで非常に重要な手法です。
例えば、職場などで次のような悩みを感じたことはないでしょうか。
・経験に学べずに同じ失敗を繰り返すことがある
・自分の強みの引き出し方が分からない
リフレクションを取り入れると、失敗体験や成功体験から教訓などを獲得する力が強くなるため自分の力を引き出しやすくなり、自ら主体性をもって動くことができるようになります。
社会人として責任をもって仕事ができる人、仕事をまかせて安心な人は、この振り返りが上手にできています。
企業から必要とされる人物になるためにも、「適切な振り返りの仕方」を身につけていきましょう。
リフレクションの目的
それでは、リフレクションとは何のために行うものなのでしょうか?
その目的は「経験から学びの質を高めること」にあります。
「リフレクション」というやり方で経験を振り返ると、経験から学習できる内容の質が向上します。
なぜなら「経験を放置せず、リフレクションして教育を得て、次なる実践に活かす」というプロセスそのものが、学習の原点だからです。
このことを強く主張したのは、アメリカの哲学者ジョン・デューイです。
デューイは「リフレクションの時間を十分に確保することで、初めて経験学習の質が高まる」と主張しました。
実際、デューイの影響を受けたアメリカでは、ビジネス・軍隊・看護など様々な分野でリフレクションが根付いています。
日本のビジネス界でリフレクションが注目されるようになったのは2010年代以降のことですが、これからますます注目を浴びることが予想されます。
リフレクションに必要なのは客観性と主体性
リフレクションには、「客観性」と「主体性」が必要不可欠です。
リフレクションは事実やデータに基づき、ありのまま客観的に振り返ることが重要です。
例えば失敗体験を振り返るとき、自分を責めたり他人のせいにしたりしていると、適切な学びを得ることはできません。
冷静に客観性を持って振り返ってこそ、成長につなげることができます。
次に、リフレクションは人から強制されて行うものでも、上司から与えられるものでもありません。
当事者自らが主体的に振り返るのがリフレクションです。
例えば上司が評価分析を行い、部下へ伝えて考えさせるのでは、経験からの学びを十分に引き出すことはできません。
リフレクションによって「気づき」を得るためには、主体的な姿勢で、客観的に自分自身の行動や活動を振り返るプロセスが重要になります。
リフレクションを行うためには幾つかのステップ・ポイントがあり、適切な手法を理解してリフレクションレポートを作成していくことが大切です。
My Pieceおだわらではリフレクションをはじめ、一人一人が自己成長するための様々なプログラムがあり、日々スタッフが一丸となって全力サポートしております。
今回のブログではここまでの紹介となりますが、実際にどのようなサポートが受けられるかもっと知りたい、またはオフィスの雰囲気を見てみたいなど、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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