少しずつ春の訪れを感じられるようになってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今年は花粉の飛散量が多いため辛さを感じてらっしゃる方も多いかと思いますが、花粉症とうつは密接な関係にありますので、メンタルヘルス不全に至らないよう十分注意してお過ごしください。
さて、My Pieceおだわらでは、障がいをお持ちの方が安定して働き続けるため、就職前のトレーニングから就職活動、職場定着支援まで一貫してサポートさせていただいておりますが、就職前の準備や就職活動中に、働くことへの自信がない、就職活動で自信がなくなってしまった、就労へのモチベーションを維持するのが難しい、といったご相談をいただくことが多くあります。
そこで、今回は自分に対する自信=自己効力感について少しお話をしていきたいと思います。
自己効力感とは?
自己効力感とは「自己に対する信頼感や有能感」のことを言います。
簡単に言うと、何かの行為に対して「私(俺)うまくできそう!」「いいじゃん、自分!」といったセルフイメージを持っているということです。
自己効力感は、カナダ人の心理学者アルバート・バンデューラによって提唱されました。
この自己効力感は、人が行動を起こす際に大きな影響を及ぼします。
人は誰しも「きっとできる!」と思えれば行動を起こすことができますが、「どうせできない。」と思うと中々行動に移すことが難しくなります。
自己効力感が低いと「自分はきっと上手くできない」「どうせまた失敗する」などと考えがちであるため、やる気が起きず行動を起こす気力も湧いてきません。
また、そのような気持ちで挑むと良い結果も生まれにくくなります。
逆に自己効力感が高い人は「できそうだ!」「自分ならやれる!」と考えているため、活動的でポジティブな気持ちで行動するので良い結果にも繋がりやすくなります。
成功すればまた自己効力感が高まるので、更にやる気が出てくるといった“正のスパイラル”も発生していきます。
自己効力感→モチベーション→行動→結果→自己効力感
この自己効力感の違いは、日常の小さな行為から人生をかけた大きなチャレンジにまで影響を与え、物事に対するその人の取り組む姿勢を決めます。
根拠のない「自信」がポイント
ここで大事なことは、自己効力感についてはそれが事実かどうかは関係ないということです。
実際にできているかどうかは関係なく、そう思い込んでいるかということです。
事実は異なるのにそう思い込んでいるなんて「ただの勘違い野郎じゃないか!」と思うかもしれませんが、控えめで謙遜することが美徳とされる環境で育った日本人は、実際より自分がダメだと思う傾向が強く、世界的に見ても自己効力感の低さが突出しています。
極端な表現ですが、多少勘違いしているくらいの人の方がモチベーションが高いといえるかもしれません。
成功者の共通点
成功者の共通点は、「根拠のない自信」を持っていること。
つまり高い自己効力感を持っているということです。
一方でなかなか成功できない人は「根拠のない不安」を持っています。
ここで重要なのは、「根拠がないのはどちらも同じ」ということです。
もちろん、根拠のない自信だけで努力をしなければ大成することはありません。
「私はきっとできる」という自己肯定感を胸に努力を積み重ねていけば、いずれ本物になっていくことも紛れもない事実です。
まずは「根拠のない自信」を持つことから始めてみましょう。
今回のご紹介はここまでとなりますが、自己効力感を高めるためには様々なポイントがあり、My Pieceおだわらはそのための支援を大切にしています。
My Pieceおだわらでは、一人ひとりのお気持ちに寄り添いながら、就職へ向けたご利用者皆さまのチャレンジを応援し、多様な人材を活かしたい企業との懸け橋となって、一人ひとりの「自分らしく働く」をサポートしています。
このほかにもどのようなサポートが受けられるかもっと知りたい、またはオフィスの雰囲気を見てみたいなど、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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