障がいをお持ちの方が働くにあたって様々な働き方がありますが、その中に「障害者トライアル雇用制度」というものがあります。
これは、障がいをお持ちの方を一定期間雇用(原則3ヶ月)することで、その適性や業務遂行の可能性を見極め、当事者と企業の相互理解を促進することで、雇用機会の創出(雇用の継続)を図ることを目的とした制度となります。
この制度を利用すると、お互いが抱える不安の解消や適性を見極めることができることから、厚生労働省も積極的な活用を勧めています。
また、この制度は就労移行支援事業所を利用しながら活用できる制度になりますので、職場定着を促進するうえでも大きな役割を果たします。
障がい者トライアル雇用の流れ
企業側からハローワークへ障がい者トライアル雇用求人の申し込みを行い、その後は通常の採用フローとなります。
そして、トライアル雇用期間(有期雇用)終了後、継続雇用契約が結ばれるようになります。
就労移行支援事業所を利用されている方は、給与を貰いながら職場定着に向けた様々なサポートを受けることができ、トライアル雇用期間の終了をもって定着支援へ移行することとなります。
また、企業側もこの制度を利用することで、トライアル雇用助成金を受け取ることができます。
障がい者トライアル雇用期間中のサポート
トライアル雇用期間中のサポートは以下の通りです。
・トライアル雇用期間中の取り組みや目標を設定し、個別支援計画を策定します。
・日々の電話連絡で目標の振り返りや健康状態等の確認を行い、困りごとがあればお話を伺います。
・1週間ごとに個別支援計画のモニタリングを行い、目標を変更する場合は新たに計画を策定します。
・定期的に企業へ訪問し、本人及び企業からのヒアリングを行い、双方へ職場定着に向けたサポートを行います。
・業務中に起きたトラブルや、通勤途上中のトラブルなど緊急時の対応を行います。
トライアル期間終了後は最大で3年6ヶ月の間、定期的に企業を訪問し、当事者・企業の担当者との面談やヒアリングをもとに、安定就労の継続に向けてきめ細かいサポートを行っていきます。
今回のご紹介はここまでとなりますが、障害者トライアル雇用制度を利用するにあたっては幾つか条件がございますので、お気軽にお問い合わせください。
My Pieceおだわらでは、職場定着に向けた支援を行うための専門資格である「訪問型職場適応援助者(ジョブコーチ)」をもつスタッフが多数在籍しており、専門性の高いサポートを受けていただくことができます。
このほかにもどのようなサポートが受けられるかもっと知りたい、または事業所の雰囲気を見てみたいなど、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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