社会資源とは?
病気や障がいによって、社会生活を送るうえで様々な困りごとを抱えている方がいらっしゃるかと思いますが、それらの困りごとを解決するためにはどうしたらよいか、分からない方もいるかと思います。
そこで、様々な困りごとを解決するために活用を勧めたいのが社会資源です。
社会資源とは、困りごとを持つ人のニーズを充足したり、問題を解決するために活用される各種制度や施設、機関、設備、法律、個人の有する知識や技能などを総称したものを言います。
社会資源はフォーマルなものとインフォーマルなものに大別され、簡単に説明すると行政によるサービスや公的なサービスをフォーマルサービス、家族や近隣住民、ボランティアなどが供給するものをインフォーマルサポートといいます。
困りごとを解決するためには正しい知識が必要となりますので、ここではフォーマルサービスである障がい福祉サービスについて、大まかにご紹介していきたいと思います。
障がい福祉サービスについて知る
実際に困りごとがあっても、どのようなサービスを利用できるか、どこに何を相談したらよいか分からない方も多いかと思います。
それもそのはず、障がい福祉制度は、2003年の「支援費制度」の導入により、これまでの措置制度から契約制度へ大きく転換し、障がいのある方が自身の決定でサービスを利用するようになったからです。
一見、本人の権利を尊重しているようにも見えますが、ある程度知識がないと適切にサービスを利用できない、といった新たな課題が生じることになりました。
障がい福祉サービスの種類を知ることは、困りごとを解決する第一歩になりますので、一定の知識を身につけておく必要があります。
障がい福祉サービスの種類
障がい福祉サービスにおける支援費制度は、大きく分けて「介護給付」「訓練等給付」「自立支援医療」「補装具支援制度」「相談支援」の5つがあります。
それぞれの詳細は以下の通りです。
◆「介護給付」
日常生活に必要な介護にまつわる支援を提供するサービス。
居宅介護(ホームヘルパー)、同行援護、短期入所、生活介護など
◆「訓練等給付」
社会生活に必要なスキルを身につける訓練や、仕事にかかわる支援を提供するサービス。
自立訓練、就労移行支援、就労継続支援A型・B型、共同生活援助(グループホーム)など
◆「自立支援医療」
障がいにかかわる医療負担を軽減するためのサービス。お住いの市区町村の窓口(障がい福祉課など)に、かかりつけの病院を申請することで受けることができます。
◆「補装具支援費制度」
義肢・装具や車いすの購入、修理に関する費用を受給できるサービス(費用負担が生じる場合がある)。お住いの市区町村が申請窓口(障がい福祉課など)。
◆「相談支援」
障がい福祉サービスの利用にかかわる「サービス等利用計画」の作成や、様々な困りごとを相談することができる。大まかに分けて「指定特定相談支援」と「指定一般相談支援」があり、サービス利用にかかわる「サービス等利用計画」の作成は指定特定相談支援事業所が行う。
障がい福祉サービスの利用の流れ
障がい福祉サービスの利用までの大まかな流れは以下になります。
My Pieceおだわらの事業
My Pieceおだわらの事業は、障がい福祉サービスの一つである「就労移行支援」になります。
就職前の準備から就職活動、その後の職場定着まで一貫してサポートを行っております。
また、相談支援の専門資格である「相談支援専門員」をもつスタッフが在籍しており、各支援機関とも密に連携がとれているため、セルフプランの作成だけでなく生活面やご家族に関するお悩みも相談することができます。
※My Pieceおだわらのご利用を検討されている方、またはご利用者の方のみのサービスとなります。一般相談はお住いの行政窓口、相談支援事業所にご相談ください。
どのようなサポートが受けられるかもっと知りたい、または事業所の雰囲気を見てみたいなど、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
~お互いの違いを認め合い、自分らしく活躍できる社会をつくる~
一般社団法人マイ・ピース
My Pieceおだわら
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