いつもブログをご覧にいただきまして、誠にありがとうございます!
早いもので、今年最後の営業日となりました。
今年も本当に色々とありましたが、ご利用者様や各支援機関様、企業様をはじめ、本当に多くの方の支えを賜りましたこと、深く御礼申し上げます。
これからも、My Pieceおだわらはより質の高いサービスを提供すべく、次のステップへ向けてスタッフ一同精進して参ります。
そのためには、「振り返り」をしっかりと行っていく必要がありますが、今回はこの「振り返り」について少しお話していきたいと思います。
「振り返り」を行う目的
振り返りとは、「これまでの自分の取り組みやあり方、事実などを省みて、改善点を見いだすこと」を意味します。
振り返りはどのような場面においても重要な役割を持っていますので、「訓練の振り返り」「個別支援計画の目標の振り返り」「就職活動の振り返り」などをしっかりと行うことで、次の成果につなげていくことができます。
そのため、仕事の場面においても「振り返り」を適切に行っていく必要があり、失敗体験だけでなく成功体験もしっかりと振り返ることができている人ほど、優秀なビジネスパーソンとして評価される傾向にあります。
「振り返り」の具体的な方法
「効果的に振り返りを行うためにはどうしたらよいか分からない。」という人もいるかと思います。
ここでは、具体的な振り返りの方法について幾つか紹介していきます。
①PDCA
最も有名な方法で、ビジネスシーンでは特に馴染みのある方法かと思いますが、就労移行支援事業所などが策定する「個別支援計画」でも同様の手法が取り入れられています。
PDCAとはPlan(計画)、Do(実行)、Check(評価)、Action(改善)の頭文字をとったもので、4つのプロセスを繰り返すことで、業務改善等を図っていくためのフレームワークになります。
②KPTA
Keep(よかったこと、今後も続けること)、Probrem(悪かったこと、問題点)、Try(新たに挑戦すること)、Action(具体的な行動)からなるフレームワークで、個人でも使うことができますが、チームでの振り返りにより効果を発揮します。
③LAMDA
PDCAの発展型といわれる手法で、Look(現地、現物の観察)、Ask(問いかけ、相互理解)、Model(モデル化)、Discuss(議論してフィードバックする)、Action(行動)の5つから構成されます。
PDCAと比較して、「現地、現物」「双方向のコミュニケーション」「モデル化(プロトタイプ)」「フィードバック」の4つの行動原則があることが特徴で、PDCAはPlan(計画)から始まるため机上の空論に終わってしまう恐れがありますが、Look(現地、現物の観察)から始まるため、より現実的な行動を起こせるようになっています。
他にも様々な方法がありますが、今回ご紹介した3つに共通するポイントで、特に重要な部分はAction(行動)にあります。
Plan(計画)を実行できる人は多くいますが、その後行動に移す部分になると徐々に減っていき、「良かったことや問題点を客観的に振り返って次の行動に移す」といったことをする人は、本当に少なくなってしまいます。
就職前の準備段階においても、「ミスの対処」「ストレス対処」「アンガーマネジメント」などに対する計画(対策)を立てられても、実際に実行して効果があったかを確認しないままでいる人がいます。
これらの方法については「正しい答えはない」ため、一人ひとりに合った方法を探していく必要があります。
そのためには、しっかりと計画(対策)を実行し、振り返りを行う(効果測定)をするプロセスが重要であり、これができている人ほど企業に対して根拠をもってアピールすることができるため、内定を得られる確率もグッとあがります。
振り返りとは、行動から学び、次の成果につなげていくことが目的になりますので、年末のこの時期に客観的に振り返りを行ってみるのもいいかもしれませんね。
末筆になりますが、厳しい寒さが続く中でインフルエンザやコロナウイルス感染症が流行しておりますので、体調には十分留意して楽しい年末、年始をお過ごしください。
来年も何卒よろしくお願い申し上げます。
My Piece おだわら スタッフ一同
~お互いの違いを認め合い、自分らしく活躍できる社会をつくる~
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就労移行支援事業所/就労定着支援事業所
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