体調不良に至る背景には、精神的なストレスの大きさが関係しています。
そして、精神的に大きなストレスとなる要因一つに、職場環境が考えられます。
多くの場合、ストレスは人間関係に起因するものですが、厚生労働省のある調査では、人間関係とともに仕事の量や質、そして会社の将来性がストレスを感じる原因として上位を占めています。
その他には、転勤や配置転換、技術革新、雇用の不安定さ、定年後・老後の不安なども挙げられます。
また、別の調査では、精神的ストレスを感じる度合いが高い仕事、職種という視点でみると「管理職」「専門・技術職」が上位2つを占めるという結果が出ています。
特に「管理職」が上位にあるように、昇給や昇進を機にメンタルヘルスを悪化させる人が多いことが近年の特徴であるといえます。
これは、仕事量の増加や質の変化といった、環境変化がストレスの原因になっていると考えられます。
そして、「専門・技術職」ソフトウエア開発やシステム開発など、頭脳を使う仕事がストレスの大きい職種として捉えられているのも特徴です。
職場環境におけるストレスとしては、上司との接し方(理不尽な言い方、指示が不明瞭等)にストレスを感じることが多く、これに加えて労働時間の増加や業務内容の過酷さ、相談相手がいない環境などもメンタルヘルス不全に至る大きな原因となります。
しかし、同一のストレスが加わっても、それを受ける人によってストレス反応は異なり、その人が置かれている状態や状況、環境によっても変わっていきます。
つまり、ストレスは絶対的なものではなく、相対的なものであるといえます。
ストレスの原因となる要因(ストレッサー)は、物理的、生物的、化学的、精神的なものの4つに分類できます。
このうち、精神的ストレッサー以外は対処法が概ね明確になっているため、対処することは比較的容易といえます。
しかし、精神的ストレッサーは人によって大きく異なり、何に対して精神的苦痛を感じるか多岐にわたるため、その対処法も様々です。
労働ストレスを生むストレッサーにはどの様なものがあるかをしっかりと把握し、対処法を身につけておくことが安定就労を実現するための必須スキルとなります。
今回のご紹介はここまでとなりますが、My Pieceおだわらではメンタルヘルスを維持するための様々なプログラムがあり、プログラムだけでなくスタッフとの面談を通じて、安定就労に必要なセルフケアスキルを身につけることができます。
このほかにもどのようなサポートが受けられるかもっと知りたい、またはオフィスの雰囲気を見てみたいなど、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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