就職活動において企業から内定を得るためには、企業ニーズを踏まえた的確な自己PRが成功のカギとなりますが、そのためには自分自身のことを深く、正確に把握する必要があります。
この自己分析は企業研究と並ぶ重要なファクターであり、内定を得るためだけでなく、安定して働き続ける上でも必要になるため、一般雇用枠、障害者雇用枠の違いよって重要度が下がることもありません。
「自分のことは自分がよく分かっている」といった方もいらっしゃるかと思いますが、例えば自身の「強み」などをアピールする際に、その強みに客観的な根拠(評価)が伴っていないとただの独りよがりになってしまいかねません。
そのため、自己分析を行う際は「主観的な視点」ではなく、「客観的な視点」が必要となります。
しかしながら、自己分析に取り組んだ結果、自分の強みが見つからなくて自信を無くしてしまったり、過去の失敗体験を思い出して気持ちが落ち込んでしまうことがあります。
また、客観的に自己分析するためには他者からのフィードバックも有効ですが、プラスだけではなく、自分の気づかなかったネガティブな要素、または理解している課題などを指摘されるケースもあるため、意固地になったり怒りを覚えてしまうことも少なくありません。
自己分析が難しい理由は人それぞれですが、その根底に自己受容の難しさが潜んでいることが多く見受けられます。
自己受容が難しい要因も様々ですが、自己実現傾向にあることが大きな理由の1つにあげられます。
分かりやすく言うと、人は誰しも「現実の自分」を「理想の自分」に近づけようとする傾向にあるため、自己分析の過程で不一致が生じると、ネガティブに捉えやすい傾向にあるからです。
また、自己受容が難しい方は「事実」と「感情」を一緒に認識してしまうことも多いため、気持ちが落ち込んだり、怒りを覚えたりしやすくなります。
そのため、客観的に振り返りを行う際には、リフレクションを意識することが重要です。
リフレクションは、事実やデータに基づき「ありのまま客観的に振り返る」ことであり、良い経験も悪い経験も客観的に振り返ることで、自分の強みや配慮事項などを適切に整理することができるようになります。
自己分析に取り組むことでネガティブな気持ちになってしまうこともありますが、新しい自分を発見するチャンスでもありますので、自分に合った受け止め方を身につけられると、良い結果につながりやすくなっていきます。
今回のブログはここまでとなりますが、My Pieceおだわらでは一人ひとりの思いに寄り添いながらも一般就労における現状等への理解を促し、自立した社会生活を送るためのサポートを大切にしています。
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