皆さんは自分の感情を上手くコントロールできていますか?
感情には様々なものがありますが、その中でもとりわけ怒りのコントロールは難しいものです。
私達は自分が考えるこうある「べき」という考えに対して、相手とのギャップができると人は怒りを感じます。
例えば、夫は手伝ってくれる「べき」、子供は宿題をやる「べき」など、「べき」に対して怒っていると考えることができます。
「べき」は私たちを怒らせるものの正体であり、自分の願望・希望・欲求を象徴する言葉です。
しかし、この「べき」の感覚は人によって全く異なるため、その感覚の差が理解できないと、怒りをコントロールすることはできません。
また、怒りのコントロールが難しい人には、幼少期などにおいて非認証環境にあったケースなどが考えられます。
人は周囲から安定した愛情や関心を受けられない状態が続くと、物事などの捉え方に歪みが生じることが多くあります。
そのため、成長してもこの認知の歪みによって、対人関係を上手く構築することができなくなってしまいます。
特に、物事を白か黒かで考えるといった二分法的認知が定着している人は、自分の主張に賛成してくれる人は「いい人」となりますが、自分の主張に沿わない人を「最低の人」と断定し、妥協の余地を与えることができないため、相互的な関わりができなくなってしまいます。
また、自己認識が曖昧な人も他者からの影響を受けやすく、自分に対する一面的な評価を全人格に対する評価のように受け取ってしまうため、ネガティブな評価をされると全人格を否定されたように落ち込み、その相手に対して激しい敵意と怒りを感じてしまいます。
この様に、怒りのコントロールが難しい理由は様々ですが、まずは「べき」が人それぞれ異なることを理解し、自分の許容範囲を広げる努力をすることが、感情をコントロールするための第一歩となります。
怒りのコントロールができるようになると、コミュニケーションも円滑に図ることができるため、職場でも良好な人間関係を築くことができるようになります。
今回のご紹介はここまでとなりますが、My Pieceおだわらでは感情のコントロール方法だけでなく、良好な人間関係を構築するための様々なプログラムがあり、安定就労に必要なソーシャルスキルを身につけることができます。
このほかにもどのようなサポートが受けられるかもっと知りたい、またはオフィスの雰囲気を見てみたいなど、ご興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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