「職場での人間関係が上手くいかない。」
「まわりとの関係が悪くて困っている。」
などと感じたことはありませんか?
良い人間関係を作ろうとしているのに何故か上手くいかないと、どうしてよいか悩んでしまったり、自暴自棄になってしまう方もいると思います。
そんな時は、自分が普段から何気なく取っている行動について振り返ってみましょう。
良い人間関係を作れない人は、無意識に相手に不快な思いをさせていることがあります。
また、「相手からどのように思われるかを理解することが、そもそも難しい」といった可能性もあります。
それでは、一体どのような行動が相手を不快にさせてしまうのでしょうか。
ケース①:お礼が言えない
皆さんはどのようなシチュエーションで、相手にお礼を伝えていますか?
職場では「仕事を教わる」「失敗を先輩にフォローしてもらう」「上司などに食事をごちそうになる」など、様々な場面があると思います。
「こんなこと分かっているよ」といった声が聞こえてきそうですが、「してもらうことが当たり前と感じている人」は肝心なところでお礼を言うことができません。
これは日常生活の中で身についていくもので、「なんでも自分の思い通りに周りが動いてくれる」といった環境で育った方は、社会性の面で大きな課題を抱えてしまいます。
そのため、上記のシチュエーションでは「分からないんだから教えてくれて当たり前」「先輩なんだから助けてくれて当たり前」「上司なんだから奢ってくれて当たり前」といった考えがあるため、お礼を言わない、またはお礼を言えても謝意が伝わらない(気持ちがこもっていない)、言うタイミングが遅い、といったことが生じてしまいがちです。
当然ですが「失礼な人」と思われてしまうため、無意識のうちに相手を不快にして、関係が悪化する原因となってしまいます。
ケース②:素直に謝罪できない
何か失敗やミスをしたら相手に謝ることは常識ですが、速やかに実行することはできていますか?
誰しも人から咎められたり、怒られたりすることは嫌だと思います。
だからといって「相手が気づいていないからいいや」と失敗を隠すようなことをしたりすると、失敗が明るみになった時に、「誠実ではない」と人間性を疑われることになってしまいます。
また、公共交通機関の遅れなどで会社に遅刻したとき、「前もって会社に遅刻する連絡を入れていた」といった理由で謝罪しないのも、ビジネスマナーに大きく反することになってしまうので、ネガティブな印象を周囲に与えてしまいます。
その他にも、仕事の失敗やミスを上司から指摘された時、「言い訳する」「別の誰かのせいにする」といった行為は相手を不快にさせるだけでなく、自分自身の評価を大きく下げることになってしまうので注意が必要です。
特に自尊感情(プライド)が高い人ほど素直に謝罪できない傾向にあるため、自尊感情の持ち方自体を変えていく必要があります。
「お礼を言う」「謝罪する」といったことは、人間関係の基礎中の基礎なので誰しも理解しているとは思いますが、「人間関係が上手くいかない人、または長続きしない人」「会社で周りから評価されない人」は、この2つが適切に実践できているか1度振り返ってみましょう。
そして、振り返りをする際は、「相手にどのような印象を与えているか」といった、他者視点で振り返ることが重要です。
「自分なりにやっている」といった独りよがりにならないようにするためにも、第3者からの意見に耳を傾けるようにしましょう。
今回のブログはここまでとなりますが、My Pieceおだわらでは専門家によるビジネスマナートレーニングや、「訪問型職場適応援助者(ジョブコーチ)」をもつスタッフとの面談を通じて、社会人としての適切な振る舞い方を身につけることができます。
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