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薬を減らしたい人へ

  • 執筆者の写真: ozaki toshiharu
    ozaki toshiharu
  • 2024年10月11日
  • 読了時間: 3分

今の精神疾患の治療は薬物療法が一般的です。


 

精神科や心療内科では抗うつ剤などの向精神薬が処方されますが、

1日に複数の薬を服用している方も多いかと思います。


 

しかし、薬を長期間服用していると徐々に効果を感じられなくな

ったり、副作用などの不快な症状が増えてくる場合があります。


 

しかし、辛いからといってすぐに薬をやめようとすると、身体は

薬を飲んでいる状態に慣れてしまっているため、離脱症状を起こす

原因となってしまいます。

 


そのため、多くの場合、薬の効果を感じられなくなったりすると、

薬が増えたり、新たな薬が処方されたりすることがありますが、

新たに副作用が生じて症状が悪化してしまう危険性があります


 

このように薬のみで症状を改善しようとしてしまうと、更に

症状が悪化するといった負のスパイラルに陥ってしまう場合も

あるため、まずは身体が薬が効く状態になっているか目を向ける

必要があります


 

薬が効かなくなったり、副作用が生じたりする主な原因として

考えられるのは、脳の栄養不足です。

 


向精神薬は、脳の神経伝達物質の再取り込みを阻害することを

目的に作られています。


 

しかし、精神疾患に罹患している方は、もともとこの神経伝達物質

の分泌が少なくなっていますので、栄養不足になっているといくら

薬を増やしたり、変更しても効果はありません

 


そのため、減薬や断薬をしたいと考えている人は、身体の栄養状態を

しっかりと整えることが重要になります。

 


そして、減薬や断薬をする場合は、必ず医師の指示に従うように

しましょう。

 


減薬や断薬を希望する人の中には、「薬が自分をダメにしているから、

抜けば治る。」と考え、繰り返し服薬調整をしている人がいます。


 

しかし、先述した通り、脳の栄養不足が主な原因となっているため、

まずは今飲んでいる薬が効くように、身体の状態を整えていくことが

先になります

 


栄養状態が整ってくると、反対に薬が効きすぎているといった感覚に

なってきますので、「薬が効きすぎてきたから減薬する」といったことが、

減薬や断薬を成功させるためのアプローチになります。

 


減薬や断薬するのに焦り、自己判断でやってしまうと重篤な離脱症状が

生じてしまうため、必ず医師の指示のもとで行うようにしましょう

 


今回のご紹介はここまでとなりますが、My Pieceおだわらでは服薬管理

以外に、体調を維持するために必要なセルフケアスキルを身につけられる

様々なプログラムがあり、安定して働き続けるためのサポートを大切に

しています。


 

この他にもどのようなサポートが受けられるかもっと知りたい、

または事業所の雰囲気を見てみたいなど、ご興味のある方は

お気軽にご連絡ください。


 

~お互いの違いを認め合い、自分らしく活躍できる社会をつくる~

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